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「大学に行く意味がない」という意見を現役大学生が冷静に分析してみた!

最近よく話題になる「大学なんて行っても意味がないから行く必要はない」議論。

なんでも、ブロガー界のインフルエンサーと呼ばれる人たちが、そのような主張をし始めて議論が一気に活発になったそうです。

数か月前はTwitterでも大学は必要か不必要かの議論が活発におこなわれていました。

さて、現在はそのような議論も落ち着いてきたころなので、私現役大学生のたろんまろんが改めて冷静に、この主張を考察してみたいと思います。




私個人の意見は

私個人としては、「大学に行くべきだ」とも「大学に行く必要はない」ともいうつもりはありません。

「自分が行きたかったら行けばいいし、行く意味がないと思うのならば行かなくていいんじゃないですか?」としか言いようがありません。

「自分の意見はないのか。はっきりしろ!」と思われるかもしれませんが、そうとしか言えないのだから仕方ありません。

だって、人によって事情は全く違うのですから。

家庭の金銭的な状況や価値観、自分の興味がある分野の有無など人によって様々です。

だから、私は不特定多数の人に向けて「大学に行くべきだ」とも「大学なんて行かなくていい」ともいうつもりはありません。

大学が意味のあるものであるかは個人が決定することだからです。

ちなみに私個人としては大学は意味があるものだと考えているし行ってよかったと思っています。

何故そのように考えるのかは、詳しくは後述します。

「大学に行く意味がない」の根拠にはかなり偏りが見られる

さて、私は「大学に行きたいなら行けばいいし、大学なんて意味がないと思うなら行かなくていいと思う。個人の自由だよね」と考えています。

そんな私ですが、一つだけ気になったことがあります。

それは「大学に行く意味がない」と主張する人の意見にはかなり偏りがあるということです。

これだけは私がどうしても気になることなので、指摘していきたいと思います。

授業料が高くコスパが悪い?!

さて「大学なんて意味がない」と主張する方の根拠として最も多いのが「授業料が高くコスパが悪い」というものでした。

「つまらない授業を受けるのに何百万円も払うなんてもったいない」というわけですね。

なるほど、そういう考えの人もいるのですね。

ちなみに、私は大学のコスパが悪いと思ったことは一度もありません。

むしろ、非常にコスパがいいとすら思っています。

私は経済学部に所属しているのですが、私が受けてきた授業は私にとって面白いものばかりでした。

私の興味にピッタリと当てはまるものが多かったのです。

世界的にも日本的にも有名な教授の最新の研究をもとにした授業は、私にとって非常に価値があるものでした。

また私の大学の経済学部は実学を非常に重視しているため、ビジネスの世界で活躍した外部講師を呼ぶ授業も多かったです。

今まで私は、日銀や東京証券取引所、外資系コンサルに勤めている人や最近日本でも有名なベンチャー企業の社長さんの授業などを受けることができました。

どの授業も私にとって非常に興味深く、大満足でした。

ちなみに、こういった人の講演をビジネスマンになってから聞こうとすると、十回授業で数十万円したりするそうです。

「大学に行く意味はない」と主張する人は、何故皆が皆大学で授業をつまらないと感じると思い込んでいるのでしょうか?

何故、皆が皆大学の授業に価値を見出せないと思っているのでしょうか?

正直言ってこれはかなり偏っている考えだと思います。

もし、あなたが大学時代「つまらない授業ばかりでコスパが悪い」と考えたとしても、それはあくまであなたの考えであり、大学生全員がそのように考えるわけではありません。

あなたが受けてつまらないと感じる授業も、他の人にとっては、めちゃくちゃ面白いかも知れません。

もし、あなたの周りが「授業なんてつまらない」と考え飲み会ばかりをし翌日の授業をサボっていたとしても、それはあなたの周りがそうであっただけで、大学生全員がそうであるわけではありません。

もし、あなたがそのような大学生ばかり見てきたのならば、それはあなたがそういうことを好む集団の中にいたということを証明するにすぎません。

もし、あなたが「大学時代の授業はつまらないものばかりで、意味のないものだった」と考えていても、それは大学のせいではなく、ただ単にあなたが自分が面白いと思える分野を選ばなかったからかもしれません。

あなたや、あなたの周りの人間が「授業がつまらないし何の役にも立たないから大学はコスパが悪い」と考えるのは勝手ですが、それは自分の経験のみに基づいたかなり偏った考えであることをお忘れなく。

世の中には、私のように大学の授業が非常に面白く自分の人生の役に立つから大学はコスパがいいと考えている人間もいるのです。




時間がもったいない??

さて、「大学なんて行く意味ない」の主張の根拠として「時間がもったいない」というものがあります。

「大学でサークルで飲み会ばかりするようだったら、働いて学びながら稼いだ方がまし」というわけです。

この主張に対しても、私の態度は同じです。

何故「みながみな、大学時代をサークルなどに費やし無駄に過ごす」と決めつけているのでしょうか?

そりゃ大学にとりあえず入って周りに流されて、サークルで飲んでばかりの人は、時間を無駄にしているでしょう。

そんなものは当たり前なことです。

おかしいのは大学生全員が全員、そうであるかのごとく決めつけている点です。

世の中の大学生には、大学四年間、社会人になる前におもいっきり勉強して人間として成長したいと考え、そのように行動している人もたくさんいます。

そのような人にとって「大学は時間の無駄」なんでしょうか?

そこで勉強したことが、将来役にたち大きなビジネスとして成長するかもしれません。

そこで勉強したことが評価され、職が見つかるかもしれません。

そのような可能性がある限り無駄などと断言はできないはずです。

「サークルで飲み会ばかりをしていて、授業に一切出ず遊んでばかりいる大学生」の大学生活は無駄かもしれませんが、「必死に勉強している人」にとって大学は時間の無駄ではありません。

大学生全員が全員、「サークルで飲み会ばかりをしていて、授業に一切出ず遊んでばかりいる」前提で話をするのは、はっきり言って決めつけ以外の何物でもありません。

大学に行っても好きなことが見つからない??

「大学に行く意味がない」という主張する根拠として「大学に行ったところで自分の好きなことは見つからない」というものがあります。

「周りに流されて大学に行ったところで自分の好きなことは見つけられないのだから行っても意味がない」というわけです。

そうでしょうか?私は見つけることができましたよ?

自分は、高校生の時には、まだ自分が好きで将来仕事にしたいことは決まっていませんでした。

自分は志望校の経済学部と法学部との両方に受かっていたのですが、自分はなんとなく経済のほうに興味がありそうだと考え、経済学部に進みました。

私は大学の授業を受けているうちにお金の流れや投資の面白さに魅了されました。

そして、私は「自分は投資を仕事に一生生きていきたい。将来自分の投資会社を作りたい」と考えるようになったのです。

経済学部に進むという選択は私の人生で最も良い選択でした。

もし、私が今の経済学部に進まず、法学部に進んでいたら私は自分の好きで一生の仕事にしたいと思えるものに出会えなかったかもしれません。

私のように、大学時代に自分の好きなことを見つけれた人はたくさんいるはずです。

「大学に入っても自分の好きなことを見つけられない」という人は、大学が悪いのではなく、自分の学部選択が間違っていたのではないでしょうか?

さいごに

「大学なんて行く意味がない」と主張する人の大学生に対するイメージには偏りがあると言わざるをえません。

何故か彼らにとって大学生とは
「大学の授業は全く役に立たずつまらないものと感じ授業をサボってサークルで飲んだり遊んでばかりいる、自分のやりたいことを見つけられない学部選択を間違えた可能性がある人」というもののようです。

そんな人が大学に行ったところで、「意味がない」のは当たり前です。

それは大学に問題があるのではなく、大学に意味を与えることができていないその人たちに問題があるのです。

「大学に行く意味がない」のではなく、「大学の授業は全く役に立たずつまらないものと感じ授業をサボってサークルで飲んだり遊んでばかりいる、自分のやりたいことを見つけられない学部選択を間違えた可能性がある人は大学に行く意味がない」が正解なのではないでしょうか?

「大学に行く意味はない」という人には、もう少し偏りのない大学生像を使いながら、自らの主張を展開してもらいたいものです。